“これは絶対名作になる!”というヒット確実な名作の”たまご”たちを編集部員が徹底討論。
正統派も唸らせる計算ずくの無国籍

クラシックな夏生地が雰囲気のあるデザインにマッチ
右:一般的なものより凸凹感が強いクラシックなサッカー生地を使用。綿100%。ジャケット24万5000円、パンツ6万9000円。
左:生地はラミーと綿をブレンド。ジャケット24万5000円、パンツ6万9000円(ドレイクス 銀座店)
ガチな英国に留まらない作風はセットアップにも!
橋本 ここのスーツやジャケットには以前から注目していました。
小曽根 ドレイクスのスタートはスカーフ。そして今の主力はタイだけど、ロンドンの直営店がオープンしてからはトータルコレクションを展開。英国トラディショナルな味を大切にしつつ、そこだけに留まらない新味を感じさせるのが、ここのタイ同様でいいよね。
橋本 シアサッカーのほうは随分アメトラっぽい雰囲気ですもんね。
小曽根 今シーズンのテーマが”アメリカ”だからね。ちなみに2着ともイタリア生産で、仕立てはソフトテーラリング。こういう風にいろんな国の要素を積極的に取り入れるのが、今のドレイクス。
橋本 ともに幅広ラペルでクラシックな情緒を深めつつ、パッチポケットで単品ジャケットとして着やすくしているのもいい。デニムやチノにも合いそうです。
小曽根 正統派の装いを好む方が、さりげなく今の気分を表現したいときに打ってつけ。これぞ最新のモダンブリティッシュです。
話したのはこの2人
小曽根広光(副編集長)
締め心地とノットの美しさに惹かれ、ここのタイは大好物。
橋本慎司(ファッション担当)
サッカー生地の上下を物色中。ドレイクスは購入候補の筆頭。
Brand Story DRAKE’S(ドレイクス)
1977年、紳士用ネックウェアブランドとして創業。古き良き英国タイの味を堅守する一方、時流に沿った洒脱さや色気演出にも長ける。
お問い合わせ先
ドレイクス 銀座店
TEL:03-6263-9955
[MEN’S EX 2018年6月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 スタイリング/宮崎 司(CODE) 文/吉田 巌(十万馬力)