ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。
LESCA LUNETIER(レスカ・ルネティエ)

フレンチヴィンテージを独自のスタイルで再構築
フランス南東の山岳地帯にあるジュラ地方は古くから手工業の生産地として栄え、眼鏡製造においてもヨーロッパの中核を担う地域として知られる。ここには昔ながらの手作業で眼鏡を製作する工房も少なくない。同地で20世紀初頭より眼鏡作りに携わってきたレスカ家出身のジョエル・レスカが1964年に立ち上げたブランドがレスカ・ルネティエ。以来、ジュラに点在する職人たちと深い信頼関係を築き、伝統的な眼鏡製法を通して、フランスのトラッドデザインと眼鏡のあるべき姿を伝える活動を続けてきた。
そんなジョエル氏が掲げるテーマが“伝統的スタイルのリエディット”だ。これは1950〜60年代の工法やディテールなどを、当時のノウハウと工具を駆使しつつ、新たなデザインに作り変えること。フランスのヴィンテージ眼鏡に織り込まれた要素を現代のデザインに取り入れ、レスカ・ルネティエならではのスタイルでフレンチヘリテージ(フランスの伝承)を受け継いでゆくのである。
そして、そこに常に新しいインスピレーションや時代のニーズを反映させ、毎年リエディションを重ねる。レスカ60周年記念モデルをはじめ、今年も意欲的なモデルが数多く揃っている。
LESCA LUNETIER(レスカ・ルネティエ)
BRAND INFO
創業年/1964年
創業者/ジョエル・レスカ
現在地/フランス
問い合わせ先/グローブスペックス エージェント
TEL:03-5459-8326
ブランドの特徴
1. ジュラで半世紀以上続くフランスの老舗ブランド
2. 伝統的デザインを再構築したフレンチヘリテージ
3. 時代のニーズを反映させて常に人気作をリエディット

デザイナー
ジョエル・レスカ
レスカ・ルネティエの創業者兼デザイナー。古くからジュラ地方に伝わる眼鏡製造に独自のエッセンスを加え、フレンチヴィンテージを継承。ヴィンテージ眼鏡のコレクターとしても有名。