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ブランパンの「フィフティ ファゾムス」は長らく45mmケース径のみで展開されてきたが、ついに新たなサイズ、42mmモデルがレギュラーコレクションに加わった。ステータス性のあるダイバーズウォッチをさりげなく日常使いしたいファッション巧者には、これ以上の朗報はない。
ケース径が45mm⇒42mmへ。新たなサイズの傑作は装いの印象をどう変えるのか?
現存する最古の時計メゾンにして、複雑時計の大家として知られるブランパン。「フィフティ ファゾムス」は、そんな名門を代表する傑作ダイバーズウォッチだ。
開発のきっかけは、当時CEOを務めていたジャン=ジャック・フィスターの体験にある。熱心なダイバーであった彼は、南仏カンヌでのダイビング中、酸素ボンベの酸素が足りなくなるアクシデントに見舞われた。そのときスキューバダイビングのニーズにあった時間計測器の開発を決意。そして1953年に誕生したのが初代フィフティ ファゾムスだ。
防水性の高いケース、堅牢なリューズ機構、リューズパッキンの摩耗が少ない自動巻き、夜光塗料により視認性を高めた文字盤、そして潜水中の経過時間を読み取るロック機能付きの回転ベゼル……。現代的なダイバーズのスタイルは、ここで確立されたと言っても過言ではないだろう。
実際、その高い性能は世界中のプロフェッショナルダイバーのみならず、各国海軍の目に留まり、続々自国の潜水戦闘エリート部隊向けに採用したことでも有名だ。つまりフィフティ ファゾムスはミリタリーダイバーズとしても重宝されたのだ。
ブランパンはこのフィフティ ファゾムスをダイバーにとっての重要なツールと位置付け、卓越した時計作りの技術を注ぎこみ、アップデートを重ねながら大切に作り続けてきた。そのうち旗艦モデルの「フィフティ ファゾムス オートマティック」は、2007年に専用開発された自社製キャリバー1315を45mmケースに搭載する新世代モデルへと進化。3つの香箱を搭載することで5日間ものパワーリザーブを実現するこの自動巻きムーブメントの魅力もあり、ますます多くの人を魅了している。

今回紹介するのは、そこに新たに加わった42mmケースのモデルだ。じつは日本市場では、以前から異なるサイズのフィフティ ファゾムス オートマティックの登場を待ち望む声があった。本作はもちろん伝統のデザインコードを完全に踏襲しており、現行の45mmと同じ定評あるキャリバー1315を搭載している。
この新しいサイズにより、フィット感が高まっただけでなく、ファッションとのマッチングが一層向上したことは間違いない。それは上の写真からも十分伝わるはずだ。時計好きには極端な小径時計を好む人もいるが、ダイバーズウォッチらしい存在感を求めるなら、この42mmのケースはベストバランスだ。

フィフティ ファゾムスはダイバーズ界の偉大なるクラシックだが、艶やかな文字盤や、サファイアクリスタルで覆われたベゼルなどの効果で、不思議とモダンな色気も横溢する。そうしたクラシカルモダンな味は、42mmのサイズ展開を行ったことで一層濃密になったと言えるだろう。だから幅広いスタイルに合わせやすく、写真のようにトレンドのグリーンを纏ったジャケットとも抜群の相性を見せる。
なお着用するモデルは、堅牢ながら軽量で、金属アレルギーを起こしにくいグレード23チタンをケース素材に採用(272万8000円)。チタンの鈍い色合いとブラック文字盤があいまって、装いをクールに引き締めてくれるのもいい。大人の装いを格上げするモダンなダイバーズウォッチをお探しなら見逃せない。
素材&色の選択肢が用意され、より好みの1本を入手可能

「フィフティ ファゾムス オートマティック」に新たに加わった42mmバージョンは、先に紹介したグレード23チタンケース×ブラック文字盤のほか、グレード23チタンケース×ブルー文字盤(272万8000円)と、レッドゴールドケース×ブラック文字盤のモデル(509万3000円)もある。
ストラップの選択肢が広いのも魅力だ。文字盤カラーと対応するセイルキャンバスとNATO仕様ストラップがあるほか、1953年の初代モデルにインスパイアされた“トロピック”タイプのラバーストラップも選択できる。さらにはグレード23チタン製ケースモデル専用として、チタン製ブレスレットも用意された。
この選択肢の広さがあれば、誰もが好みに合致した1本を入手できるだろう。今回はラバーストラップ装着モデルに限定して紹介しているが、ぜひ店頭で実機をご覧になり、自分の感性にぴったりマッチする1本を見つけて欲しい。

着用しているのはグレード23チタンケースにブルー文字盤を装着したモデル。ベゼル、そしてラバーストラップもブルーで統一したため、とても爽やかな印象だ。ブルー文字盤のダイバーズは多くのブランドが手がけているが、文字盤の繊細なサンレイ仕上げや、ベゼルトップのサフィアガラスなど随所の高級感あるディテールにより、遠目でも別格のステータス性が伝わるのもいい。この時計が腕にあるだけで、休日のくつろいだスタイルも、一気に品良く格上げされるだろう。
ここでは時計のマリンなカラーリングを生かすべく、少しリゾートな雰囲気のコーデに合わせてみた。肩がけした淡い黄色のカーディガンや、クリースの入ったパンツ、グルカサンダルで大人の余裕を感じさせるのがポイント。この時計を手に入れたら、参考にしていただきたい。

ダイバーズウォッチをスーツやジャケットに合わせることがすっかり一般化している今日だが、残念ながら時計だけ悪目立ちしている人はけっこう多い。その点ご覧のコーデはどうだ。42mmのレッドゴールドケースにブラックの文字盤を装着したフィフティ ファゾムスが、まるでドレスウォッチのように、トラッドなジャケットスタイルに馴染んでいる。
ジャケットの色がゴールドと馴染みのいいブラウンということもあるが、小径化によりフィフティ ファゾムス持ち前の美しいデザインが際立ったからだろう。それでいてガシッと存在感ある回転ベゼルや、文字盤とベゼルの艶やかなブラックにより、男らしさもしっかり主張。こんな時計と装いで商談に臨めば、ビジネスも優位に進められそうだ。