あくまで上品が大基本
ダウンを着るなら「ラグスポ」に。
長らく続いたクラシックアウター全盛時代を経て、そろそろ再びダウンが気になる。そんな思いを抱いている方は多いはず。そこで、ダウンとの再会を最もエキサイティングに楽しめる方法を本誌は考えてみた。
その答えは「ラグスポ」=ラグジュアリースポーツ。時計やクルマなどあらゆるアイテムにおいて新たなスタンダードとなったこのスタイルはダウンを着こなす指針としてもぴったりだ。とはいえ一歩間違えるとギラついた印象に転びかねないのが難しいところ。品位を損ねないよう注意することが肝要だ。その選びと着こなしの具体策をここにお見せしよう。
色はあっさり、素材で勝負。
Herno

優雅な余裕を醸し出すシルクカシミア
シルク51%×カシミア49%の高級素材を用い、撥水性を付与して機能性も高めたダウンベスト。柔らかな起毛感としなやかな手触りを同時に楽しめる逸品だ。ほんのりベージュを帯びた発色も上品そのもの。ダウン量を巧みに調節することで、保温性を保ちつつスマートなシルエットを実現している。24万900円/ヘルノ(バーニーズ ニューヨーク)
【How to Style】
色使いだけでなく素材の高級感も重要
ダウンベスト×パーカというカジュアルな合わせだが、ベストはシルクカシミア、パーカはウールニットと素材使いでラグジュアリーに。パンツはあえてクラシックな2プリーツのオフ白ウールを選ぶことで、トップスのスポーティ感とメリハリをつけている。寛ぎつつも品位は忘れずに。
[MEN’S EX Winter 2024の記事を再構成]
※表示価格は税込み。