読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計──それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
飛行士に絶賛された世界初の腕時計クロノグラフを開発したのは?
ガストン・ブライトリング(BREITLING, Gaston)【生年不詳〜1927】

飛行士になる夢をクロノグラフに託して時計会社を創業した父レオン・ブライトリングの遺志を継ぎ、1914年にブライトリングの経営者となる。1915年に世界初のクロノグラフ腕時計を開発。この「30分タイマー」の開発により、パイロットが飛行機を操縦しながら時間を確認できる「計器」としてのクロノグラフが確立した。さらに1923年には、2つのプッシュボタンを搭載したクロノグラフを開発。ブライトリングの方向性を決定づけるとともに、 航空用腕時計の発展に大きく貢献した。
※テキストは世界文化社『傑作腕時計年鑑』からの引用もっと知りたい方はこちら!

『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
購入は
こちら