長年の研究で革新的なアイテムを作る
極上の“メゾン美容”
あらゆるモノ作りに共通するが、コスメの分野でも伝統と最新技術を融合し、世界をいかに革新するかがメゾンの矜持。そんな誇り高き行為をブランドの歴史を紐解くことで、いま再び、理解したい。
SISLEY(シスレー)
エコロジカル コムパウンド アドバンスト

長年、同ブランドの看板アイテムであった美容乳液がこの度、満を持して年齢や性別、肌質を問わないユニバーサルな新処方でお目見え。個々人で異なる“スキンエコロジー(肌の生態系)”の最適バランスに着目した。60ml 1万9250円(シスレー)


植物の持つ崇高なパワーを敬うフィトコスメトロジー
植物学者、化学者、生物学者など、さまざまな分野のエキスパートで構成されるシスレーの研究チーム。40年以上にわたり、植物を研究してきた。独自のフィトコスメトロジー(植物美容学)を柱に科学的な有用性と心地よさを実現する数々のコスメを生み出している。グローバルに展開しながらも隅々にまで目が行き届くのはウベール&イザベル・ドルナノ夫妻が創り上げた欧州的ファミリー企業のなせる業だ。
LA PRAIRIE(ラ・プレリー)
イルミネーティング パールインフュージョン エッセンス

ブライトニングと肌の引き締めに着目したシリーズから最新美容液が下写真のダニエル・スタングル博士の指揮下に登場。パール粒状のカプセルに有効成分が詰まり、肌を潤いで満たし、明るさと輝きをもたらす“ルミドースTM”や若々しい印象へと導く“セルラーコンプレックス”などを贅沢に配合した。30ml 9万7680円(ラ・プレリー)

すべては、スイスのクリニックから始まった
1931年、スイスのレマン湖畔でエイジングケアに特化したクリニックとしてポール・ニーハンス博士が「クリニック ラ・プレリー」を創業。1953年にローマ教皇ピウス12世の治療をしたことで世界的に有名に。その後も研究は続き、オタネニンジン根エキスや糖タンパクなどからなる複合保湿成分の“セルラーコンプレックス”が生まれた。それらを生かし、1978年にはホームケア用として今日の“ラ・プレリー”が誕生した。
[MEN’S EX Summer 2023の記事を再構成]
※表示価格は税込み。