男心くすぐる名品に見る
細部に宿る素材使いの妙と職人技

名品に不可欠なのが素材と技術の相性だ。ここでは職人の腕前により、素材の持ち味を最大限に引き出した逸品を紹介する。アイテムごとに光る素材使いと名人芸をご覧あれ。
華麗な素材の扱いが生む「繊細さ」
職人の腕前を見極めるポイントのひとつに繊細さが挙げられる。素材の軽さやデリケートな雰囲気を損なうことなく、製品として形作る手腕は、外見からもタッチからもしっかりと伝わるものだ。ここでは、そんな繊細さを具現化した珠玉のアイテムを厳選してみた。
MINAMI SHIRTS
南シャツの[フランネル製シャツジャケット]

![南シャツの[フランネル製シャツジャケット]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/ME2301_p88-89_sub2.jpg)
フランネルの重さを感じさせないシャツ仕立て
クラシックなフランネル生地を、南シャツでは裏地のないシャツジャケットに仕立てている。フォックスブラザーズの重さ370g/mの生地を用いつつも、裏地を省いたことで着心地は軽やか。シャツとジャケットの特徴を踏まえた独自の型紙、厚手の生地をシャツ用ミシンで縫い上げる技など、見どころ満載だ。13万2000円(南シャツ)