
エドワード グリーンのローファー
英国靴の優等生が魅せる遊び心
エドワード グリーンというと老舗英国靴の正統派中の正統で、同ブランドの靴さえ履いていればどこへ行っても恥ずかしくない「きちんと見える靴」の代表といっても過言ではないだろう。だが、こちらの新作は、そんなイメージをいい意味で裏切ってきたといえる。
本作の特徴は、なんといっても同ブランドでは珍しいビット金具をアクセントにしたエレガントなデザイン。金具部分はヴィンテージメタルのような加工が施されており、優雅さと味わいが共存した佇まいとなっている。黒靴の方はシボ革となっており、やりすぎにならないバランスで随所に遊び心が取り入れられているのが心憎い。真面目な秀才がたまに覗かせる遊び心は、強く印象に残るもの。
このエドワード グリーンの新作も、そんな印象的な名品になるのではないだろうか。
EDWARD GREEN(エドワード グリーン)

ジャケパンの足元の絶妙なアクセントに◎
シボ革のブラックカーフとスエードのブラウンカラーで展開。上品なラウンドトウは、どんなパンツにもすんなり馴染んでくれる。本号はジャケット特集だが、そんな春のジャケパンスタイルの足元を彩るにはもってこいと言えるだろう。各19万5800円(ストラスブルゴ)
[MEN’S EX Spring 2022の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み