希少な織り機による究極ネイビータイ
フェアファクスのネイビーソリッドタイ

上質生地と最高級縫製が生みだすラグジュアリーな存在感
太いシルク糸を低速で織ることで、ふっくらとした風合いに。1日に約12本しか織ることができない希少な生地を、この道50年の熟練職人が丹精込めて作り上げる。大剣幅は8.5cm。2月上旬発売予定。各1万8000円(フェアファクスコレクティブ)
伊澤 そろそろ新年度、気持ちを新たに、きちんとタイドアップをして仕事に臨みたいシーンも少しずつ増えてきそうだね。
橋本 これまでオンラインばかりでしたが、新年度の始まりくらいは挨拶回りや会議も対面でいきたいところですね。
伊澤 であれば、第一印象は大事になるね。そんな時のタイは、やはり色柄で遊ぶよりもソリッドなモノに限る。しかも、落ち着いたネイビーなら間違いないね。
橋本 ですが、ひと口に紺無地と言っても、その生地感や色のトーンによって印象も様々。なかでもこれは、日本でも数少ない、希少な旧式のシャトル織機でゆっくり織られているからか、腰のあるふっくらとした風合いの生地に仕上がっているところが魅力的。
伊澤 空気をたっぷりと含んだ、このふわっとした立体感は、まさに新感覚だね。
橋本 かなり薄く柔らかく、エアリーな雰囲気ですが、実は、裏地なしの四つ折り、いわゆるクワトロピエゲなんです。
伊澤 なるほど。程良くボリュームが出るのでドレスシャツとも好相性で、コンパクト且つ立体的なノットをキープできて、陰影の美しいディンプルも作れるね。
橋本 はい。美しく整って完成され、パーソナリティを際立たせてくれます。

話したのはこの2人
橋本慎司(ファッション担当)
ドレスの究極は、紺無地スーツに白シャツ、紺無地タイと教わり、今も勝負時には紺無地コーデ。
伊澤一臣(ファッション担当)
紺無地タイは一度揃えてしまうと、意外とノーマークに。新年度に向けて、今作の買い足しを思案中。
Brand HistoryFAIRFAX(フェアファクス)
1976年に創業した国内屈指のタイブランド。トラッドをベースに、良質な生地から作られる製品は品質重視の業界人からの信頼も厚い。
[MEN’S EX 2022年3月号DIGITAL Editionの記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み