12月 師走(しわす)
情熱的で活力(パワー)に満ちた人物像を演出【レッド】
光陰矢の如し。いつのまにか今年もまもなく終わりを迎える。用事の増えるこの時期、季節感を演出しつつ、一年の疲れを解消するなら「レッド」とそのバリエーションを活かすのが吉だ。
[STYLE1]レッドを拾い、洒落っ気と洗練を強調

「レッドのニットを着て、チェックでもレッドを差した、洗練されたお洒落なスタイルです。赤い線の入ったチェックが難しければ、無地のグレージャケットに赤いチーフを差せばOK」
リーダーにふさわしくパフォーマンスが上がるカラー
血液や炎の色でもあり、エネルギッシュでパワフルな印象を与えるレッド。その効果は政治の場でも活用されていて、最近ではトランプ前大統領が赤いネクタイを象徴的に着用していたのが有名。また、目にすればやる気を高めるとされるため、忙しい12月に活用したい。
レッドの「色彩感情」とは?
目立つ、パワフル、活動的
「色として目立つのがレッドの持ち味。生命力にあふれ、情熱を掻き立てる色であり、目にするとアドレナリンが分泌されるとされています。2005年には科学専門誌『ネイチャー』に赤と青のユニフォームを着用したスポーツ選手では、赤いほうが、勝率が高いとする論文が掲載されました。レッドを身に着ければパフォーマンスアップが期待できるんです」
定番色とレッドの相性は?
ダーク系、茶系と好相性
「ネイビーと合わせれば、若々しい印象になります。ブラックとも好相性で、ともにレッドを引き立てられます。また、茶やベージュとならダンディで落ち着いた雰囲気に。レッドの強さを緩和したいときはグレー。こちらは洗練された雰囲気に見えて合わせやすいですね。そして、スポーティなシーンだったら、白と合わせ、軽快さを演出するのもアリです」
レッドで装うときの注意点は?
グリーン系は期間限定
「日本には色で季節を楽しむ文化が根付いていますから、この時期はクリスマスカラーのグリーンとレッドの組み合わせも素敵です。ただし、この配色は期間限定!クリスマスまでと心得てください。また、レッドの洋服やタイに抵抗のある方は、レッドの派生であるボルドーを選ぶと◎。目立ち過ぎずコーディネートしやすいですよ」