コンサバ派につきまとう悩みが、定番を愛するがゆえマンネリ化。その打開策として参考にしたいのがベーシックかつ個性際立つブランドのスタイル提案だ。なかでも出色の3傑を取り上げ、その“お家芸”を分析してみよう。
[DRAKE’S]
ドレイクスに学ぶ英国ビビッド

昨今トータルブランドとして日本でも認知が進むドレイクスだが、人気の理由は英国トラッドを再解釈した独自のスタイル提案にある。そのエッセンスのひとつが、英国には欠かせないビビッドカラーの使い方だ。イエロー、レッド、ブルー、グリーンなど、どれも目の覚めるような色ばかりだが、決して悪趣味に見せず、大人の遊び心を表現しているのが素晴らしい。
その秘訣は、全体としてあくまでトラッドな雰囲気にまとめていること、そして紺や茶、カーキといったシックな色のスパイスとして効かせていること。一見ハイレベルそうだが、このポイントを押さえれば意外と簡単に真似できる。ぜひ臆さずトライしてみてほしい。