ジャケパンでさらに愉しむ黒の粋

この夏は、ジャケットやパンツで”夏の黒”を取り入れる装いにも注目。スーツより幅広い着こなしを愉しめるのが魅力だ。タイドアップからビジネスカジュアルまで、その実践例をご紹介しよう。
黒ベースタイで築く都会的なドレスアップ

【Check Point!】
- 柄ジャケットは大柄すぎないものを選ぶ
- スエードのスリッポンで軽やかな足元を
【素材合わせのコツ】異素材の黒MIXで奥行きを深める

ジャケットは白黒チェック、ネクタイは黒ベース、パンツは黒無地と、随所に黒を効かせた装い。注目してほしいのは、それぞれの素材感を変えて重層的なコーディネートに仕上げている点だ。
ジャケットは優しい発色のリネン×ウール、タイはネップが浮かぶシルクシャンタン、パンツはマットな平織りウールと、あえて異なる表情の素材を重ねている。靴も起毛感のあるスエードだ。こうすることで、ほぼ全身モノトーンでも奥行きのある印象を演出することができる。
ちなみにネクタイはスーツのときと同様に、無地より色柄の効いたものを合わせたほうが洒脱にまとまる