
おうちでゴルフ上達! vol.5「壁を使ってカラダの起き上がりを防止!」
家のなかでの練習でもゴルフはうまくなる! そのための方法とコツを奥嶋誠昭プロに教えてもらいました。今回は、スイング中の前傾角度を維持するためのドリルです。カラダが起き上がってしまう人は、ぜひ自宅で試してみてください!
前傾角度を維持するには骨盤のスライドが大切
ライター・ツルハラ プロのスイングを見ると、トップからフォロースルーまで上体の前傾角度が維持されていますよね。これってスイングを良くするためには重要なことだと思うのですが、アマチュアにはなかなかできません。
奥嶋プロ トップからインパクトにかけて、カラダが起き上がってしまう人が大半ですよね。いいドリルありますので、それをご紹介しましょう。スタジオでは傾斜の付いているボードを使いますが、家のなかでは壁を使ってできますよ。
ライター・ツルハラ 壁を背にした状態で、前傾するわけですね。

奥嶋プロ これは傾斜ボードなので足のカカトがボードに付いている状態ですが、垂直になっている壁の場合は、少し壁からカカトを離して立ってください。前傾したときに壁からお尻が数センチ離れた状態がいいでしょう。

ライター・ツルハラ クラブを持たずに、この状態でカラダの動きを意識してシャドースイングですか?
奥嶋プロ はい。トップからフォロースルーにかけて、左右どちらかのお尻が壁に当たり続けるようにカラダを動かしていきます。
壁にお尻を付けたままトップからハーフウェイダウン

壁にお尻を付けたままインパクトからフォロースルー

ライター・ツルハラ やっていることは単純ですが、実際にやってみると難しい……。
奥嶋プロ このドリルをやるときに、絶対に意識してほしい大切なポイントがあります。それが「骨盤のスライド」という下半身の動きです。