
極上の寛ぎが約束されたラグジュアリーホテル。バスルームに定評があるホテルにそのこだわりを聞いてみるとそこには、客人をもてなす心地よい香りをとことん追求する姿があった。脳をダイレクトに刺激し、休息へと誘う“香り”。是非、ホテルが極めた寛ぎと癒しの香りを、自宅の風呂でも応用してみて欲しい。
HOTEL NEW OTANI/ホテルニューオータニ

リッチなのに懐かしい、由緒ある日本の香りが漂う
東京五輪が開催された1964年に開業し、世界各国の要人をもてなしてきた「ホテルニューオータニ」。本館「ザ・メイン」内に独立して存在するラグジュアリーホテル「エグゼクティブハウス 禅」と、本館内の新しい客室「新江戸ルーム」には、それぞれの部屋にしかない懐かしい“香り”が用意されている。

まず、「エグゼクティブハウス 禅」にだけ用意されているのは、創業200年を迎える京都の香料メーカー「塩野香料」の調香師がこの部屋のために3年をかけて開発した墨石鹸「MIDORI」。ホテルの日本庭園をイメージした上品で落ち着いた香りが漂い、深呼吸をすれば、心は鎮まり、穏やかな時間が流れる。

「新江戸ルーム」は全室檜風呂。浴槽の肌触りは滑らかで、柔らかい湯が体を包む。あえてバスオイルやバスソルトを置かず、「生レモン」を檜風呂に浮かべるのが、この部屋の特別な香りだ。レモンに含まれる香り成分は、神経の興奮を鎮め、安眠へと導くという。至高の休息と快眠が、貴方を待っている。

Data
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1
TEL:03-3265-1111
ホテルニューオータニHP
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年1・2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)