プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
ODYSSEY STROKE LAB BLACK SERIES TEN S 【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.77】
太いアライメントラインで構えやすい
高速グリーンでも繊細なタッチが出せる

ライター・ツルハラ 今日は、僕の私物を持ってきましたよ。こちらのパター「オデッセイ ストローク ラボ ブラックシリーズ テン S」です。
奥嶋プロ そこそこ話題になっているモデルですよね。国内男子ツアーで賞金王になった今平周吾プロも使用していましたっけ?
ライター・ツルハラ 今平周吾プロは、同じヘッドでベントネックのモデルを使用していましたね。僕が購入したのはスラントネックのタイプです。一般的には、ベントネックはストレートにヘッドを動かして打ちたい人向け。スラントネックは、少しアークをつけてヘッドを動かしたい人向けだと言われています。
奥嶋プロ このパターはアレですよね、テーラーメイドの「スパイダー ツアー」にソックリです。
ライター・ツルハラ はっきり言って、「スパイダー ツアー」のオデッセイ版という感じですよね(笑)。僕はエースパターとして「スパイダー ツアー」を気に入って使っているので、オデッセイ版がどんなふうに違うのか気になり、購入してみたわけです。

奥嶋プロ オデッセイは、ヘッドのアライメントラインが太い。このおかげで、打ち出したい方向に対してヘッドを合わせやすいです。見たまんまですけどね(笑)。それと、ストロークもしやすいですよ。大きめのヘッドで、構造的にはヘッドの重心が深そうに見えますが、ヘッドが余計な動きをしません。自分の意図どおりに、すんなりストロークできます。