プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
PRGR TUNE 02 DRIVER / 03 DRIVER
【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.69】
好みのシャフトを装着できる
知る人ぞ知る大手メーカーの工房モデル

ライター・ツルハラ ゴルフクラブのなかにはヘッドだけがパーツとして用意されていて、自分好みのシャフトを装着して使う「コンポーネント・クラブ」というものが存在します。いわゆる「地クラブ」と呼ばれるものが代表的です。
奥嶋プロ 今回のドライバーは、プロギアですよね。これもコンポーネント・クラブなんですか?
ライター・ツルハラ そうなんです。「プロギア チューン」は、コンポーネント・クラブとして展開されている独自のシリーズ。大手量販店で陳列して販売されている「RS」シリーズや「エッグ」シリーズとは異なり、「プロギア チューン」は工房を備えた認定ゴルフショップのみで販売されています。ゴルフクラブ通向けのモデルともいえますが、性能的にはとても評判がいいんですよ。今回は新登場した「02 ドライバー」と「03 ドライバー」を用意しました。ぜひ、打ち比べてみてください!

奥嶋プロ どちらのモデルもデザインがシンプルで好感が持てます。ヘッド形状にはクセがなくて据わりもよく、とても構えやすいところは2モデルで共通しています。違うのは、ヘッドシェイプですね。「02 ドライバー」は、小ぶりに見えてアスリート向けのモデルっぽい印象。「03 ドライバー」は、それよりもヘッド後方のふくらみが大きく、やさしく打てそうな雰囲気ですね。
ライター・ツルハラ 試打クラブのロフト角は10.5度、シャフトは三菱ケミカルの「ディアマナ ZF」の50(S)です。ヘッド性能の違いを確かめてみてください!
奥嶋プロ では、「02 ドライバー」から2種類のヘッドスピードで打ってみます。おりゃ!


ライター・ツルハラ ヘッドスピードが変わっても、打ち出し角が14度以上。球が上がりやすそうなヘッドですね。
奥嶋プロ ヘッドスピードを上げると、シャフトのほうが物足りなくてスピン量が増えてしまいました。けれど、ヘッド性能はいいですね。高弾道を打ちやすくて、とくに右や左に飛ぶということもない。「02 ドライバー」は、アスリートモデルとしてニュートラルな性能だと思います。
ライター・ツルハラ では、続いて同スペックの「03 ドライバー」の試打をお願いします!