
ワインはホームパーティを盛り上げるのに欠かせないアイテムのひとつだが、ワインの銘柄にこだわるならば、それと同時にその魅力を最大限に引き出すグラスを組み合わせてはいかがだろう? そこまで配慮できれば、会がより洗練されて、通のゲストにも喜ばれるはずだ。ここでは経験豊富なプロに聞いた確かな具体例をご紹介するので、ぜひとも参考にしていただきたい。

教えてくれた人
プワインショップ・エノテカGINZA SIX店
副店長/ソムリエール 籾山 香奈子さん
(その1)ホストに供されるワインのジャンルを確認して重複を回避
(その2)冷やして味わいたい泡や白は保冷して持参するのが賢明
(その3)事前にメニューを把握できれば料理との相性を考慮するのも手
ゲストのワインに対する知識や熱量を推し量って準備に勤しむべし
親しい仲間とのホームパーティでは、その場を純粋に楽しみ、絆を深めることがゴールだろう。そこでホストができることのひとつが、ワイン選び。自分の好みを優先せず、「季節感、ゲストのワインに対する知識や熱量を考慮することが、会を成功に導きます」とエノテカ・籾山さん。
グラス選びについても然り。「ブドウ品種や産地ごとにグラスを組み合わせれば、満足度はより高まります。前菜からメインまでグラスを同じブランドで揃えるのも統一感が出て素敵ですが、敢えて揃えないのも贅沢かもしれません。好みの味わい方は人それぞれなので、選択肢があれば喜ばれると思います」。