プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
PING GLIDE 3.0 WEDGE
【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.61】
用意されている4種類のソール形状から
どれを選ぶかで”寄せワン率”も変わる!

ライター・ツルハラ 今回は少し趣向を変えまして、奥嶋プロにいろんなソール形状のウェッジを試してもらおうと思って、この4本を持ってきました。すべて同じピンの新製品「グライド 3.0 ウェッジ」なのですが、ソール形状が異なる4種類が用意されています。
奥嶋プロ バックフェースから見るとほとんど同じに見えますが、ソール側から見ると各モデルのソール形状の違いがよく分かりますよね。こういうソール形状の違いで結果が変わるのは、フルショットではなく、おもに短いアプローチやバンカーショットなんです。今日なインドアでの試打ですが、フェースを開いて打ったりすると、バンカーショットでどんな感じになるのかも分かります。

ライター・ツルハラ ちなみにPINGのウェブサイトでは、4種類のソール形状の違いが下図のように説明されています。ソールの赤い部分が地面と接触する箇所として示されていて、各モデルによってその面積や場所が違っているのが分かります。これが実際に打ったときに、どんな影響を及ぼすのかを奥嶋プロに教えてほしいです。4種類もバリエーションがあると、一般のアマチュアにはどれを選べばいいのか分かりづらいですから。
奥嶋プロ なるほど、確かにそうですよね。ウェッジのソール形状によって、球の出方がけっこう変わりますし、寄せワンを取れるかどうかもウェッジのソール形状に大きく影響されます。ゴルファーの皆さんには、ぜひそのことを知っておいてほしいです。では、1モデルずつお話していきましょう!
