
今やSUVがスタンダードの時代
思い返せば、SUVをセダンのように走らせたのは、BMWが最初だった。初代X5である。あれから早20年が経とうとしている。世の中はSUVブーム真っ盛り。否、ブームではなく、もはやノーマルな選択がSUVカテゴリーであって、セダンやワゴンの類はアブノーマル、というわけだろう。


初代X5のサイズ感に近いモデルが、最新のX3だ。BMWのSUVシリーズにおいて中核となるモデルであり、(車名の数字をみれば分かるとおり)セダンでいうところの3シリーズに相当する。
このクラス(ミドルサイズの高級SUV)にはライバルも多く、メルセデス・ベンツでいえばGLC、アウディにはQ3がある。ジャガー Eペースやボルボ XC60、アルファ ロメオ ステルヴィオあたりも見逃せない。ライバルが多い=市場が活性している、というわけで、なるほどSUVはフツウの選択肢になった。
