プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
FUJIKURA SPEEDER SLK
【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.52】
シャフトを短くしても振り心地が変わらない
芯に当てやすいから曲げずに飛ばせる!

ライター・ツルハラ 毎年、シャフトメーカーからいろんな新シャフトが登場するのですが、今回はちょっと他とは違う変わりダネをご紹介します。フジクラシャフトの「スピーダー SLK」というリシャフト専用の新モデルです。
奥嶋プロ クルマみたいなモデル名のシャフトですね。あれ? このドライバーは、なんか短くないですか?
ライター・ツルハラ そうなんですよ。全長44インチしかありません。「スピーダー SLK」は、ドライバーを短尺化して使うための専用シャフトなんです。

奥嶋プロ 今どきの一般的なドライバーは45.25インチぐらいですから、「スピーダー SLK」を装着したドライバーは1インチ以上も短いわけですよね。これだけ短いと、構えたときにうまく当てられそうな安心感があります。ドライバーはヘッドが大きいから、43インチのフェアウェイウッドよりも簡単に打てそうに思えますよ。
ライター・ツルハラ 「スピーダー SLK」はリシャフト用のモデルなので、全長はクラブとして組み上げるときにヘッド重量に合わせて調整できます。人気のある海外メーカーのヘッドだと、44インチでスイングウェイトがD2ぐらいになります。
奥嶋プロ 意外とバランスが出るんですね。ドライバーを短くすると、普通はレディス用のドライバーみたいにバランスが軽くなってしまうものですが。
ライター・ツルハラ このカーボンシャフトには独自技術が採用されていて、シャフト先端の内側に円筒状の金属が内蔵されています。そのおかげで、振り心地は通常の長さのドライバーと変わらないように作られているんですよ。
奥嶋プロ なるほど?。本当にドライバーを短尺で使うための専用設計シャフトというわけですね。では、今回も2パターンのヘッドスピードで打ってみますね。おりゃ!

