JOHN LOBB
ジョンロブのSENNEN

「美しさ」を伝えていくこと。
丸く小さめのトウが際立つ、エプロンフロントのダブルモンク。小振りのヒールカップが魅力のラスト7000番にシャンボードダブルソールを乗せた新作。デザインのポイントでもある2つのバックルは、腐食や酸化に対し高い耐性をもつパラジウム仕上げ。グッドイヤーウェルト製法。写真のミュージアムカーフと黒カーフの2色。
新年の一歩にはこんなクラシックを
ただ進化しているだけじゃなく、ブランドの原点に対するリスペクトから生まれるもの。もともとジョンロブの靴がもっている美しさの本質を伝えていく。そんなポリシーが感じられる新作に出会った。
ダブルモンクの元祖、ウィリアムそして、Uチップの名作シャンボードⅡのエッセンスを融合させたような顔付き。それを主力のラスト7000番に乗せると、こうも表情が一変するのかと心が踊った。英国靴にありがちな地味さはなく、伊靴ほど艶気を主張するでもない、適度なスマートさと、ファッションコンシャスな空気感が堪らない。
変わらないモノと変わりゆくモノを巧みに受け入れる。クラシックはクラシックでも、新たな年の始まりだからこそ、少しだけモダンに一歩踏み出した、今らしいクラシックを楽しんでみたい。