口には出さないけれど、心の中では敬服…優れた職人どうしには、そんな密かなシンパシーがある。それは作るモノが違ってもしかり。2018年の終わり、照れる彼らに”ここには惚れた”を告白してもらった。
五十嵐 徹(トラウザーズ職人/五十嵐トラウザーズ)
loves 五十嵐裕基(レクトゥール)

「ビスポークのムードを感じさせる、非常に高精度なメイド・トゥ・メジャー」(徹さん)
日本だけでなくアジアでのトランクショーでも大人気。トラウザーズ職人の星・五十嵐 徹氏だが、実は彼の兄もテーラーを営んでいる。「兄はあえてビスポークではなく、メイド・トゥ・メジャーを柱に勝負して います。ですが、フィッティングの精度が高く、オプションで仮縫いも付けられます。仕立てのムードもビスポークのそれを上手く盛り込んでいて、職人目線で見てもいい雰囲気ですね」(徹さん)

「本当にご満足いただくため細かなリクエストにもお応えします」(裕基さん)
「もともとセレクトショップの販売員をしていて、色々な服に触れてきました。中でもナポリのビスポークスーツが好きで、その雰囲気を入門価格から体験いただけるよう、苦心して開発したのが今のハウスモデルです。通常MTMでは難しい細かな調整も、可能な限りお応えするようにしています。小さなテーラーですが、だからこそお客様のご要望に最大限沿うことができます。オーダーは初めてという方も、是非お気軽にご予約いただきたいですね」(裕基さん)