懐かしさたっぷりの英国二大アウターが今、再注目されている。しかし、懐かしいだけにどう着たものかと悩む方は少なくないはず。そこで、M.E.はダッフルとキルティングコートの”今”な着こなし方を研究。すると、それぞれに法則が見えてきた。
ダッフルコートは…ドレスな綿スラで大人に着る
ニットはミドルゲージで量感のバランスを
しっかりクリース入りの綿パンが安心
今年主流のダッフルは、身幅にゆとりをもたせたクラシックシルエット。’80年代後半?’90年代前半のものに近いバランスだ。扱いを誤ると子どもっぽく見えてしまいそうだが、実は着こなしは簡単。ドレス仕立ての綿スラックスを合わせるだけでいい。これで自然と大人な下地ができ、ダッフルも野暮に見えないのだ。

MACKINTOSHLONDON / マッキントッシュ ロンドン
膝までくるクラシック丈のダッフルコート。ウール80%+ナイロン20%のメルトン生地はしっかりハリがあり、シャープなシルエットを描く。ステッチも非常に精密かつ細やかで、端正さを後押し。デザインは伝統的だが、素材や縫製で巧みにモダナイズが施されている。フードの立体感も美しい。