どうしても欲しいスーツ
ー2018 春ー THE BEST 5
品と格、そして日常を快適にしてくれるという賢さ。今着たくなる説得力とバランス力を備えた今季の代表格5着を紹介する。
目指すのは奥行きのある知性
PAUL STUART / ポール・スチュアート

1色のための、7色のわた。見たことない豊かなグレー
礼節と知性を象徴するグレースーツも、色の魔術師、ポール・スチュアートのそれはひと味違う。オリジナルの無地グレー素材にさえ、洒脱な色気が漂うのは何故か。それはグレーという1色のために、7色のわたを混ぜて素材にしたからであった。

深みのあるグレーは7色のわたで表現
オフ白から黒まで5段階のグレーグラデーションに、ネイビーとグリーンの糸を混紡することで奥行きあるグレーを実現。
ポール・スチュアートのグレースーツ「ヨーク」
フォーマルで礼節あるグレースーツに漂う色気

ダブルブレステッドのスーツは定番ライン、クィントエッセンシャル コレクションの新作「ヨーク」モデル。ソフトコンストラクションで、今季は店舗限定で登場。採用されているグレーの素材は、原毛の段階から7色のスーパー120’sクラスのメリノウールを使ったエクスクルーシブ素材。高級感あるニュアンス色に、単色のグレーとは一線を画す深みと艶が浮き上がる。
[MEN’S EX2018年03月号の記事を再構成]
構成/谷田政史(CaNN)〈人物〉、若林武志〈静物、取材〉、上仲正寿〈取材〉、長尾真志〈取材〉、武蔵俊介〈静物〉、久保田彩子〈静物〉 スタイリング/武内雅英 ヘアメイク/MASAYUK(I The VOICE) 構成・文/伊澤一臣 文/池田保行(04)、秦大輔、間中美希子、吉田 巌(十万馬力) 撮影協力/バックグラウンズ ファクトリー