【美食と新服 #3】昭和世代なら、いつだって心躍る味(=テイスト)

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スペシャルな美食店にどんな新作服を着ていこう?

特別な”美食”「グランド ハイアット 東京・フィオレンティーナ」×
お洒落な”新服” 「ビームスF」の紺ブレ

美食と新服

子どもの頃から記憶に残る食というのがある。その代表と言えるのがスパゲティ・ナポリタンではないだろうか。ノスタルジーを感じつつも、今の自分に合うその味は、アップデートされていく。

フィオレンティーナのそれは、オーセンティックな面影をしっかり残しつつ、大人の味わいを持つ。そのヒミツはケチャップだけでなく数種類のトマトの味付けと、ベーコンではなくパンチェッタ、ウィンナーではなくチョリソという素材のグレードアップが図られているから細かな隠し味も加わり、ラグジュア リーホテルのイタリアンカフェにふさわしいナポリタンに。

この進化する王道を食すには、やはり進化する王道で応えたい。その筆頭となるのがネイビー・ブレザー=紺ブレだ。ビームスFの紺ブレは、コンパクトな身幅に軽い着心地。今の時代感にマッチする。合わせには、ラウンドカラーのクレリックシャツで旬の気分も取り入れる。ナポリタンと紺ブレ。かつての洋モノへの憧れが日本で独自の進化を遂げ、2つの文化へと昇華した証といえるのだ。

お洒落な”新服”
Beams F

ビームスFのボーダレスな紺ブレ 定番を常に進化させるビームスFのボーダレスな紺ブレ
NAVY BLAZER/ビームスF


元々、制服としての起源を持つブレザーはそれだけに、正式な装いとしても認められている。それと同時にカジュアル感も併せ持つ稀有な存在だ。定番として存在するブレザーも、そのディテールは常に進化。ビームスFのこのブレザーは、マニカカミーチャを用いたショルダーラインや極力芯地を排した軽い着心地など、今のスタイルにマッチする新定番の形と言える。ブレザ ー7万5000円(ビームス ハウス 丸の内)

美食と新服 チーフ2800円/ビームスF、シャツ2万1000円/ギ ローバー、タイ1万3000円/ジョンコンフォート、パンツ3万5000円/ピーティーゼロウーノ(以上ビームス ハウス丸の内) 靴19万円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン)

特別な”美食”
Grand Hyatt Tokyo-Fiorentina

味わいの深さが懐かしい味を進化させる
「フィオレンティーナ」料理長 古村和也さん

「フィオレンティーナ」料理長 古村和也さんPROFILE
ホテルという不特定多数のお客様を満足させる料理とはを考え、常に進化させるのが私たちの役目だと考えています。

ラグジュアリーホテルのイタリアンカフェとしての品格を保ちつつ、懐かしい味を再現するという要求に応える。「それには素材のクオリティを上げることというのが、私たちの選択でした」。前述の素材に、隠し味として生クリームや白醤油、チリオイルなどが加わり、少し長めに茹でられたパスタとマッチする。メニュー名に記された”スパゲッティーニ ナポリタン70s”の数字には味わいに食感をプラスするという意味があるのだ。スパゲッティーニ ナポリタン 70s 2400円(税サ別)

RESTAURANT DATA フィオレンティーナ 住所:東京都港区六本木6-10-3 TEL:03-4333-8780 営業時間:ブレックファスト 9時〜10時30分 ランチ 11時〜14時30分(土曜、日曜、 祝日〜15時) アフタヌーン 14時30分〜17時(土曜、日曜、祝日15時〜17時) ディナー 18時〜22時




[MEN’S EX 2018年2月号の記事を再構成]
撮影/長尾真志 スタイリスト/村上忠正 ヘアメイク/勝間亮平(masculine)、古川 純、TOYO(bello.) 取材・文/長崎義紹(paragraph)、中河由起恵(paragraph)、中村竜也(paragraph) 取材協力/甘利美緒

※表示価格は税抜き

2025

VOL.345

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