歴史ある専業ブランドが手がけるアウターには様々な逸話がある。魅力的なストーリーとともに名作をまとえば、愛着もいっそう深まるはずだ。そんな”語れる”ベストセラーを一挙ご紹介。どれを選んでも失敗なしの逸品揃いだ!
HERNO/ヘルノの「ラミナー」ステンカラー

このシンプルさで機能はギアなみ
ヘルノの新機軸ラインとして「ラミナー」がデビューしたのは2012年のこと。今では青山の旗艦店に専用コーナーが作られるほど人気を確立している。ルックスはミニマルだが、その中にはアウトドアギア顔負けの高機能が宿っているのだ。シェルはゴアテックス2レイヤーと呼ばれる素材で、非常に軽量ながら高い耐久性と防水・防風・透湿性を誇る。中にはシルエットを損ねない絶妙な分量でダウンが入り、ドレス感と保温性を両立。極めてスマートなモダン・ギアだ。8万8000円(ヘルノ・ジャパン)

デビュー当初から注目の的に
写真は本誌2012年11月号より。ゴアテックス採用のアウターといえばアウトドア系だった当時だが、本格クラシコブランドであるヘルノがこれを採用したことで大きな話題に。
[MEN’S EX 2017年12月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 スタイリング/武内雅英(CODE)
※表示価格は税抜き