男性の仕事服を客観的に、かつシビアに見ているのは、職場内や取引先の女性スタッフだ。独りよがりにならない、好感を持てる仕事の装いとは? 一線で働く女性たちに直撃取材!
大手老舗企業勤務の場合

生命保険会社 営業牧内裕美さん創業110年以上となる国内大手保険会社に在籍。営業に向かう男性スタッフはスーツにタイドアップが多いそう。
“当たり前”の身だしなみができていることが大事だと思います
M.E.:保険営業というお仕事の性格上、外回りの機会が多そうですね。
牧内:特別にお洒落でなくとも、当たり前の装いをきちんとできていることが大切ですね。男性スタッフも営業時はしっかりタイドアップするなど、印象が悪くならないよう注意しています。私も、きちんと肌着をつけていたり、スーツやシャツが後姿までパリッとしていたりする方はお仕事もきちっとしていそうな印象を持ちますね。後ろ姿は自分ではチェックしにくいですが、他人は必ず目にするものですから。外回りという仕事柄、悪天候の対策が上手な方も、素敵だなと感じます。
M.E.:逆に、これは損をしているな、と感じる装いはありますか?
牧内:靴が磨いていなかったり、ベルトがくたびれていたりするのはもったいないですね。口臭ケアが不十分だったり、香水をつけすぎていたりするのも気になります。高級でなくても、その人に合った装いがきちんとできている方は、尊敬します!
こんなスタイルはNG!
- ベルトや靴の手入れがされていない
- 口臭や体臭など、ニオイのケアが不十分
- シャツがよれていたり、腋が汗で汚れている
[MEN’S EX 2017年10月号の記事を再構成]
撮影/石澤義人 文/伊澤一臣