ビジネスシーンの最前線に立ち、切れ味鋭くタクトを振るエグゼクティブたち。日々慌しく動き回る彼らは、どんな日用品に癒やされ、モチベートされているのか。豊かな日常を過ごすためのヒントとなる、ライフスタイルのお手本を拝見しよう。

オリックス銀行
デジタル戦略推進部 担当部長
吉田茂史さん
世界的ソフトウェア会社から、システムインテグレーターを経て現職に。最先端の知識・技術を活用して、新規事業の立ち上げに従事。趣味の陶芸は、作品が増えすぎて一時休止中。
” いいペンを持つと背筋が伸びる”

ITO-YA & PELIKAN & MONTBLANC
伊東屋(右)、ペリカン(中)、モンブラン(左)のボールペン
お気に入りのコレクションは、用途に合わせて使い分けるそうだ。モンブランのマイスターシュテュックは重量感と書き心地から、書類などゆっくりと文字を書くときに。コンパクトで携行しやすいペリカンのスーベレーンは、社外での打ち合わせに。書き味滑らかな伊東屋のROMEO No.3は、メモの多い新規打ち合わせなどに◎だ。

万年筆ほど主張が強くないところもちょうどいい
高級文具といえば万年筆が定番だが……ボールペンを選ぶ理由とは?「いやいや、ズボラだからボールペンくらいが楽なんですよ」と、肩の力の抜け具合が気持ちいい吉田さん。一方で、理路整然とした解説も。「ペンって、そんなお金をかけなくてもいいものじゃないですか。でも、あえてきちんとしたものを持つことで背筋が伸びる気がするんです。万年筆よりも主張が控えめで嫌味がないし」。なるほど、実にスマートな選択だ。