一流のビジネスマンになるためには、筋トレ以外に普段から細胞レベルのケアが必要。そこで、男性美容研究家の藤村岳さんが現代の男性がすべきケアを解説する。
今月のテーマ 「腸内環境」
年末年始の暴飲暴食のツケに腸からアプローチ


教えてくれる人
藤村 岳さん
男性美容研究家。独自の理論で男性美容の在り方を提唱し、TV出演や講演、雑誌での執筆、All Aboutではメンズコスメのガイドも務める。ドクターにも積極的に取材をし、男性更年期など健康分野にも造詣が深い。著書は『一流の男はなぜ爪を手入れするのか』(宝島社刊)等がある。
食生活の改善とサプリでWのケアを!
昔ほど忘年会や新年会がなくなったとはいえ、年末年始はつい食べすぎたり飲みすぎたりするもの。今回は、そんな時に私が実践している”腸活”をご紹介しよう。
私事だが一昨年、分子レベルで体の不調をチェックする検査を受けた。その時に判明したのが各内臓の疲弊。それを機に食生活を見直したところ3ヶ月でみるみる体調が変わってお腹の調子が安定し、健康的に痩せ、肌の調子もよい。以来、腸にかなり気を遣うようになり、快”腸”な日々が続いている。自分なりに効果を感じたのが、毎朝のヨーグルトとバナナに加え、より積極的に食べるようになった納豆や漬物などの菌活だ。それに頼りにしているのがサプリメント。
シンプリスの「パーフェクト リポカット」は会食前に必須。同シリーズの糖類に働きかける「パーフェクト ダイエット プラス+」も愛用し、揚げ物や焼肉などを食べる時の罪悪感を減らしている。運動をサボりがちなせいで緩んだ体型改善で最近、注目しているのがビジュー ドゥ メールの「体の真から美しさを求める深海から生まれた海の美宝」。ナノ植物性乳酸菌ラブレ菌とミネラルを含む海藻のヒバマタとブドウ種子抽出物の複合原料を配合している。またグリコの「gg TOTONOA」もお気に入りで、同社独自のビフィズス菌・ビフィックスは生きたまま腸に届いてくれるそう。
ヒトの腸内細菌は一説に約3万種類、1000兆個が生息し、その重量は1・5kg?2kgにもなる。ある研究では腸内細菌は精神状態にも影響を及ぼす可能性があり、ストレスの軽減には細菌が不可欠という結果も出ているとか。また、健康な人のふん便を腸の疾患を抱えた人に移植する治療も始まっている。消化、吸収、排泄のみならず体の各所を統括する司令塔として大注目の腸。この機会に見直してみてはいかがだろうか?