長野で出会う日本ワインの新潮流
バラエティ豊かなワインを求めて、長野一帯で楽しむワインツーリズム
「南北に広がる長野県はエリアによって気候や土壌に違いがあります。ですから、多種多様な品種が栽培できます。現在は、赤ワイン用にはメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ブラッククイーン、コンコード、白ワイン用にはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・グリ、ナイアガラ、竜眼などがあります」と語るのは、長野ワインのエキスパートの花岡純也さん。長野県では、県内にあるワイナリーを4つのエリアにくくり、観光に繋げようとする、”信州ワインバレー構想”が県主導で進んでいる。
「生産アカデミーの開設や生産者同士の情報交換にも力を入れており、移住者含め、新しいワイナリーが続々と誕生しています。そうした造り手を訪ねるワインツーリズムも今、人気です。長野が生むバラエティ豊かな日本ワインを現地で楽しんでいただきたいですね」


売れています!
東京・銀座にある長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」で人気なのがアルプスワインのミュゼドゥヴァン松本平ブラッククイーン(1400円)だ。「ブラッククイーンという日本固有の品種で、凝縮した果実味が特徴。ANAのビジネスクラスでも提供される実力派です」(花岡さん) お問い合わせ:銀座NAGANO TEL:03-6274-6015

教えてくれたのは・・・
ソムリエ 花岡純也さん 長野県松本出身。地元でソムリエとして働く中で、長野ワインに関する著書を執筆。長野ワインのプロモーション役として、座NAGANOの店頭に立つほか、造り手へのセミナーの講師も務める。
[MEN’S EX 2019年1月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)