一流のビジネスマンになるためには、筋トレ以外に普段から細胞レベルのケアが必要。そこで、男性美容研究家の藤村岳さんが現代の男性がすべきケアを解説する。
今月のテーマ 「しっとりボディケアで冬のがさがさ乾燥肌を解消」


教えてくれる人
藤村 岳さん
男性美容研究家。独自の理論で男性美容の在り方を提唱し、TV出演や講演、雑誌での執筆、All Aboutではメンズコスメのガイドも務める。ドクターにも積極的に取材をし、男性更年期など健康分野にも造詣が深い。著書は『一流の男はなぜ爪を手入れするのか』(宝島社刊)等がある。
健康を守るボディケアは保湿&温活の二刀流
「たかが体の痒みなどと侮ってはいけない」と藤村さんは指摘する。というのも乾燥肌をかきむしると雑菌などの侵入を許し、免疫を下げてインフルエンザに罹りやすくなることもあるからだ。そこで秋冬は顔だけではなく、ボディもきちんと保湿。まず保湿系の入浴剤を使うのがいい。入浴自体は代謝を上げるが、長く浸かると皮膚を守っている大切な皮脂を落としてしまう。そこで油分の入った入浴剤でバリアをするべし。
次に体を洗ったら必ずクリームで保湿する。「皮脂は取りすぎてもいけないし、古く酸化した皮脂を残してもいけません。後者はバクテリアに分解されてニオイのもとになりますよ」と藤村さん。特にコートなどの重衣料に体臭がつくとなかなか取れないので厄介だ。そこで冬は脱脂力の強くない優しいボディソープで洗い、必ず保湿をすることが必須。
また男性は、実は隠れ冷え性が多い。「血流や胃腸の働きが悪くなると全身に症状が出ます。そんな時は腹巻きや温感効果のあるオイルで温活がお勧め」(藤村さん)。体温が1度下がると免疫力は30%下がるとも言われる。乾燥を防いで温めるボディケアで冬を乗り切ろう!