今からでも遅くない。
心底熱中できるライフワークを持ち続ける
遊びだからこそ手を抜きたくない。道を究めるように熱中するほど、生きる喜びが満ちてくる。大人ならではの趣味に勤しむ通人たちのプライベートを紹介！
株式会社マグネット代表取締役
亀谷 賢さん（50歳）
広告代理店勤務後、海外飲食チェーンの日本法人立ち上げに参画。現在はベンチャー支援等のコンサルティングを担当。料理歴20年。
亀谷さんが自分で料理をつくることにのめり込んだのは、20年以上前に中華料理店で初めて食べたひと皿がきっかけだった。
「どうしたらこの味を再現できるかと試行錯誤しました。レシピ通りつくっても何か違う。結局、『醤油』としか書いてなかった調味料を中国醤油に替えたらばっちりでした」。
それは亀谷さんが料理の本質をつかんだ瞬間だった。現地の素材や調味料を使うことで、より本来の味わいに近づく。今ほどネット検索ができなかった頃から、雑誌や口コミを頼りに現地の食材を扱う店に足を運んでいた。さらにいろいろな人のつくり方を取り入れ、レパートリーを増やしていった。和食、イタリアン、フレンチまでこなすが、特に中華料理はお気に入りのようだ。
「いろいろな素材や調味料が渾然一体となるのがいいですよね」。
![[1]<br>挽肉の代わりに細かく刻んだ豚肉と牛肉を使用する。](http://www.mens-ex.jp/column/images/voice_20180517_cooking_2.jpg)
![[2]<br>豆腐は湯通しすると余分な水分が抜ける。](http://www.mens-ex.jp/column/images/voice_20180517_cooking_3.jpg)
![[3]<br>本場の花椒を軽くあぶって香りを引き出す。](http://www.mens-ex.jp/column/images/voice_20180517_cooking_4.jpg)
![[4]<br>春先に出回る葉ニンニクを刻んで入れる。ネギより本格的。](http://www.mens-ex.jp/column/images/voice_20180517_cooking_5.jpg)
![[5]<br>火で手早く炒めるのではなく、20分ほど煮込んで出来上がり。](http://www.mens-ex.jp/column/images/voice_20180517_cooking_10.jpg)
