ここでは近代日本を支えてきた老舗メーカーから、新たな発想で躍進する新進メゾンまで、こだわりのメイド・イン・ジャパンを生み出すブランドを紹介しよう。便利さの追求は、単に「ラクをしたい」という怠惰な欲求ではない。むしろ毎日の生活をより便利で快適にすることで心地よさを体感できる豊かな日常の追求だったはずだ。戦後の日本人が磨き上げてきた技術の推進力は、まさにここにある。
ブランドの感性×日本のこだわり
「文字通り”肌で感じる”贅沢さ」
グンゼ インナーウエア事業本部
武安秀俊さん

PIERRE CARDIN UNDERWEAR【ピエール・カルダン アンダーウェア】/大坂
フランス・パリから世界で活躍したモード界の巨匠ピエール・カルダンのライセンスを受け、グンゼが展開するアンダーウェアブランド。
極上の着心地を実現したのはグンゼの技術力
「モードの民主化」と呼ばれたプレタポルテ(既成服)を、いち早く手がけたピエール・カルダン。そのラグジュアリーな世界観をインナー、ボクサー、トランクスで展開するアンダーウェアコレクションだ。手がけたのは国内アンダーウェアメーカー最大手グンゼ。
「すべてのラインナップは心地よい素材と快適な設計にこだわり、エレガンスと上質感を表現しています。細部へのこだわりから生まれた高品質な着心地に、日常のエレガンスを感じていただけるのではないでしょうか」(武安さん)。

両面微起毛で心地よい肌触り 収穫量は綿花生産量全体の0.0011%というスヴィンゴールド綿。ソフトストレッチ性をもつ綿フライス生地は、滑らかさをアップさせるため両面微起毛加工が施されている。
[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/ケビン・チャン スタイリング/武内雅英(CODE) 文/池田保行(04)
※表示価格は税抜き