東京・目黒の「雅叙園」といえば、日本を代表する結婚式場として名高いが、実は、今年4月に「ホテル雅叙園東京」としてリブランドを果たした。特筆すべきは客室の充実。かつては23室しかなかったのが60室に。しかもすべてがスイートルーム仕様に設計されていて、最低でも70m²が確保されている。都心にある、いわゆるラグジュアリーホテルのスタンダードルームの広さが大体40m²ぐらい。それと比較すれば、かなりゆとりを持たせた造りであることがわかる。

近くには目黒川が流れていて、緑が豊富。都会の喧騒から離れているため、東京にいながらにしてトリップ感を味わえるという特典もある。特に多忙を極めるビジネスマンにはリフレッシュの新たな一手としてお見知りおきいただきたい。
さらに、新設されたライブラリーラウンジも必見。あまり知られていないが、貸し切って利用することが可能だ。蔦谷龍岬による欄間の板絵、螺鈿を施した漆塗りの床柱が配されるこの空間でパーティを催せば一目置かれるはずだ。
あのイタリアンの名店も登場!

ホテルの別棟にはイタリアンの名店「カノビアーノ」が移転。バターやクリームなどを極力使用せず、旬の野菜や上質のオリーブオイルを使った料理はミドルエイジの味方。同店を率いる植竹隆政シェフのスペシャリテ「北海道産縞海老とカラスミの冷製カッペリーニ」(写真上)も味わえる。
お問い合わせ先
ホテル雅叙園東京
東京都目黒区下目黒1-8-1
TEL:03-3491-4111
http://www.hotelgajoen-tokyo.com/
カノビアーノ
TEL:050-3188-7570
[MEN’S EX2017年8月号の記事を再構成]
文/須永貴子、神山典子 構成・文/甘利美緒