こちらのブランド、初めて聞いたというかたもいらっしゃるかと思いますが、老舗メガネ店の和真がドイツのアイウエアブランド「ローゼンバーガー」とコラボして作ったオリジナルブランド。フレーム価格が2万円少々と、メタルフレームとしては手頃な価格ですが、さまざまなこだわりが凝縮されています。

最大の特徴は、独特な形状のバネ蝶番。金属板を組み合わせた構造になっていて、見た目の装飾性と高い弾力性を兼備しているのがポイントです。この蝶番はかなりの試行錯誤を経て完成したものだそうで、最適なホールド感を得られるように細かな調整を何度となく繰り返したそうです。

また、テンプルの先端に埋め込まれた金属プレートも、単なるデザインではなく、掛け心地を向上させるためのバランサーとして機能しているそう。テンプル側に重量をもたせることで、ノーズパットへの付加を軽減し、軽く安定した掛け心地を生み出すそうです。
実際の掛け心地は、柔らかく軽い掛け心地というよりも、ホールド感が高くしっかりと顔を掴んでくるという感覚。実際、かなり激しい動作をしても全くメガネがズレることはなく、非常に安心感があります。かといって締めつけや重さを感じることもないのが不思議。上記のバランサーやノーズパッドなど、全体のバランス調整が入念に行われているためでしょう。
欧州デザインならではのモダンなルックスと日本ならではの掛け心地を融合したメガネ、ありそうでない按配に魅力を感じています。
商品データ
2万1000円(和真新宿本館 TEL 03-3354-5588)