
このスーツで、僕が最もこだわったのは生地選び。前号でもお伝えしたように、仕事で伊・フィレンツェ行きが決まって、街なかを歩くのに相応しいスーツを探していたんです。ほら、フィレンツェって、街全体が世界遺産で、建物も道も石でできているじゃないですか。その茶色い雰囲気に合うのはどんな装いかと考えて、思いついたのがアズーロ・エ・マローネ。それもイタリアの強い日差しに映える青がいいなあと思ったのですが、既製品では気に入るものがなく……。それで植本さんに作っていただいたというわけです。
全体的に丸みを帯びたスタイルは、着る人の印象を柔らかくしてくれますし、植本さんお得意のワンピースバックで後ろ姿もキマる。大満足の仕上がりですね!
清涼感と艶感を一挙両得できる

ここに惹かれました!


商品データ
サラリと軽やかに“涼”を纏うような一着 袖の付け根にギャザーが入ったマニカ・カミーチャ仕上げで、シャツジャケットのような、軽く涼しい着心地が味わえる一着。縦糸に紺、横糸に白を用いたシャンブレー織で、光の加減で色が絶妙に変化するのも魅力だ。納期は約4ヶ月。32万5000円(サルト 銀座店) ■峰 竜太さん公式ブログ〈http://mineryuta.sblo.jp〉