抜けるような青空の日が増え、いよいよ夏が間近に迫ってきました。当然ながらショップでは爽やかな色合いのアイテムが目につくわけですが、僕の中の天邪鬼な一面が思わず顔を覗かせましてね（笑）、こういうときこそ何か個性的な装いをしたいなと。そしたら丸の内のトゥモローランドで偶然出くわしたんです、このジャケットに。

ワイン色の布地に金ボタンとは、なんと艶っぽい……第一印象はそんな感じでした。着こなすにはハードルが高いかも？ という不安がよぎったのも事実です。でも、イタリアのお洒落な男たちって、こういう絶妙な色みのジャケットを上手に着こなすでしょ。そう思ったら僕も挑戦したくなって、手を伸ばしました。

実際に羽織ってみると、艶っぽいだけじゃなく、確かな品の良さが感じられました。卓越したテーラリング技術を持つサルトリオならではですね。身体にぴったりフィットしながらも、動きにくさとは無縁。コーディネート次第でカジュアルにもドレッシーにも決まるから、リゾートに持っていくと重宝するんじゃないかなあ。


普段から爽やかな着こなしをモットーとする番長だけあって、深みのある色合いのジャケットに合わせたのは白シャツ＆デニム。「清潔感が出るし、メリハリを付けることで、ジャケットの個性も際立つでしょ？　チノパンや白の綿パンでもハマりますよ」



金ボタンって時に嫌みなことがあるけど、これは非常に品がいい。パーティで着れば、グラスを持つ手元が華やかになりますよ。



組織感のあるバーズアイの生地は、ブリティッシュの雰囲気を、サルトリオ流にモダナイズしたもの。今の気分にぴったりの素材。