
ロールアップスタイルの心強い味方、インビジブルソックス。
発汗による靴へのダメージを防ぐうえでなくてはならないアイテムですが、悩みは脱げやすいこと!
わざわざ見えないソックスをはいておいて、往来のど真ん中で靴の中でソックスが脱げ、衆人環視の中、裸足をさらして直している瞬間の悲しみといったらありゃしません。
どこがインビジブルだと。今この瞬間、果てしなくビジブルではないかと。
そんな悲しみと決別させてくれる個人的な最強インビジブルソックスが、小誌8月号p.97でも紹介しておりました、イタリアの「オロブル」。
メンズラインはまだ始めて間もないそうですが、大手百貨店やセレクトショップに着々と勢力を拡大しつつある気鋭のブランドです。
ここしばらく、1足ずつ5種類ほど試してきたのですが、コレはその中でも出色のよく出来ソックスだったので、つい先日、3足買い足しました。
靴との摩擦が起こりやすい=すっぽ抜けやすい、やや硬めのスリッポンなどでも、オロブルならかなり「履き直し」を防いでくれます。

なぜ脱げないのか? その秘密は、足によりフィットするよう考慮された立体的な縫い方にあるようです。
底部、上部、かかとの各パーツを結ぶ部分は他と縫い方が変えてあり、この部分が自在に伸縮して、巧みに足を包み込んでくれるのです。

個人的にもう一つの強みでは……と思っているのが、かかと部分。
はいたとき、他のインビジブルソックスと比べてかかと部分にゆとりがあるのですが、このゆとりが免震構造よろしく衝撃を逃してすっぽ抜けを防いでくれているのではないかなぁと。
以前シューフィッターさんに聞いたのですが、日本人は欧米人と比べるとかかとの出っ張りが少なく、靴や靴下のヒールカップでひっかけて固定するのが難しい足型なのだとか。
そうすると、かかとをタイトに締めるより、余裕を持たせたほうが有効なのかも知れない。このあたり、機会があったら、ぜひ取材したいです。
ちなみに唯一の弱点は耐久性。何度も履いていると、どうしても縫い方を変えてあるところが次第にボロボロになってきます。
こればかりはどうしようもないので、他のブランドとうまく使い分けるのが◎かもしれません。
伊勢丹などで好評取り扱い中(※2011年9月1日現在)のこちらのソックス。
使用感は快適そのものなので、インビジブルソックスを探しているなら、お試しする価値アリ、ですよ!
商品データ
(伊勢丹)