
乗用車的な色が濃くなったラングラー
2007年に登場した先代(JK型)から、11年ぶりにフルモデルチェンジした新型(JL型)ジープ ラングラーに雪の北海道で試乗した。
ジープといえば、実は日本国内の販売台数は純輸入車としては7番目の人気ブランドだ。2018年も1万1438台と前年比113.2%という好調なセールスを記録している。日本で一番売れているアメリカ車というわけだ。
ちなみにいま、日本に正規輸入車されているジープは、レネゲード、コンパス、チェロキー、グランドチェロキー、そしてラングラーの5モデル。
そして、ラングラーは1941年に誕生したジープ直系のモデルだ。丸い2つのヘッドライト、7スロットと呼ばれる7つの縦溝のフロントグリル、真四角なボディに大きく張り出したフェンダーと、外ヒンジで脱着可能なドアやルーフなどを踏襲し、スタイルは先代とほとんど変わっていない。見分けるポイントをあげるならば、かつてのCJシリーズのオマージュとして、丸型ヘッドライトをスロットグリルにめり込ませたデザインを採用している点だ。

ボディタイプは、2ドアのショートホイールベース仕様と、4ドアのロングホイールベース仕様の”アンリミテッド”の2種類。そして、エンジンも2種類ある。ついにラングラーにもダウンサイジングの波が押し寄せ、272PS/400Nmを発揮する2リッター4気筒ターボが用意された。もう1つが284PS/347Nmの 3.6リッターV6で、ともに8速オートマチックを組み合わせる。
