
一気にスタイリッシュになったメルセデス・ベンツの主力モデル
まさにBクラスよ、オマエもか? って気分である。ここに来て全面スタイリッシュ化が著しいメルセデスの新世代コンパクトシリーズだ。そもそも原点たる1997年生まれの初代Aクラスで、そのストレッチ版たる初代Bクラスも明らかにずんぐりむっくり。
見た目より実を取った画期的コンパクトで、独自のサンドイッチ構造フロアにより背が高くなったと同時に、大型車と同等の安全性を確保。カッコは悪いが理想は高かった。ところが正直さほど売れない。やはりクルマはカッコ良くて美しくないとダメなのだ。
そこで2012年前後デビューの3代目Aクラス&2代目Bクラスで見事に方向転換。スタイリッシュ化を打ち出し、予想以上の成功を遂げているのが今までの流れである。
そして昨年、4代目Aクラスがさらに美しくなってデビュー。続き年末にヨーロッパで発表されたのがこの3代目Bクラスなのだ。


早速小沢もスペイン・マヨルカ島で乗ってきたが、秘めたるテーマは、更なるインテリ美魔女化である。全長×全幅×全高は現行より26mm長く、10mm幅広く、4mmダウンして4419×1796×1562mmに。日本仕様はさらに車高を落としてくるはずだし、確実に伸びやかに。
フロントマスクも昨今のメルセデス同様、シャープなシャーク顔を採用。鋭いLEDライトを持つだけでなく、リアの造形も丸みを帯びて確実にプレミアム感倍増。


それはインテリアも同様で、プラチナシルバーのいかにもブランド品的質感のインパネを持つだけでなく、Aクラス譲りの最新インフォテイメントシステムのMBUX搭載。オプションだがコイツの超ワイドモニターがまさしく「走るスマホ」を体現しているだけでなく、アップルのシリやアマゾン・エコーもビックリのボイスコントロールを搭載。「ハイ、メルセデス」と音声だけで起動し、音声だけでエアコンやナビを操作できるだけでなく、かなり当てずっぽな検索ワードにも対応。エアコンを「暑い」「寒い」の簡単な言葉で調整出来る上、64色で妖しく光る室内のアンビエントライトも声で設定を変えられる。