【ボルボV90 クロスカントリー × ディンギー】
クルマでいったい何しよう♪ 大人の車会見学
夏の遊びといえばやっぱり「水辺」そこに「クルマならでは」の要素を組み合わせて選んだのが一人乗りヨットを積んでのドライブ。相棒にはヨットの世界的イベントにちなんだV90 クロスカントリーの特別限定車、オーシャンレース・エディションを選んだ。

モータージャーナリスト
岡崎五朗
新しい趣味の開拓を目指す自動車評論家。安全走行へのジャッジには厳しいが今回のV90には太鼓判を押す。
一人乗りのヨットを積んで福島県の檜原湖を目指す
行楽シーズンに高速道路を走っていると、キャリアに大きな遊び道具を積んでいるクルマをよく見かける。ああいうクルマの楽しみ方は素敵だと思うし、やってみたいと常々思っていた。そもそもあの状態で走ったらクルマがどんな動きをするのかも気になったからだ。
季節は夏だから候補はやっぱり「水もの」。ルーフに積むならサーフィンやSUP、牽引するならジェットスキーなんかもいい。ちょうど面白い相棒の存在を思い出した。ボルボV90 クロスカントリーの限定車で、過酷なヨット世界一周レース「ボルボ・オーシャンレース」の特別仕様車だ。立派なルーフレールもある。だったら上に乗せるのはヨットだろうと方向性がきまった。
乗用車の上に積めるということで、一人乗りのディンギーを選んだ。幸い知人にレーザーというオリンピックにも採用される艇種を持っている人がいたので、協力してもらうことに。
目的地は福島県の桧原湖だ。ヨットは乗れる場所、積み卸しするスペースも制限がある。大抵は料金を払ってスペースを借りることになる。今回はその条件に合い、なおかつディンギーの積み下ろしもしやすいこの場所を選んだ。
出発前、ディンギーをクルマに乗せる。船体は車両より大きくはみ出すとアウト(全長の1割増しまでOK)なのだが、今回は計測したところ問題なし。丁寧にロープでくくりつける。マストなどの長物も後席を倒したら収納できた。そこから福島を目指す。