
世界展開するハイテク高級素材・アルカンターラRは 今やあらゆるシーンとスタイル、カスタマイズ加工に対応している
12月に入ってシャネルが発表した「エキゾチックレザーの不使用」は世界的なニュースとなったが、ファーやレザーなどの価格高騰と過小供給と共に、動物愛護や環境保護など様々な観点からいま皮革製品は岐路に立たされている。
そんな時代だからこそハイテク素材をはじめ人工素材に注目が集まっている。なかでもアルカンターラRは、特許を取得した100%カーボン・ニュートラルな生産で、スエードに代わるハイテク高級素材の提供を可能にしていることから、いま世界中で注目されている。
ファッションの先進都市、ミラノに本社を置くアルカンターラ社はすべてイタリア国内生産。もともとは日本の繊維メーカー東レの技術をベースに、独自の進化を遂げてきたものだ。現在、東レと三井物産が株式資本を所有する日本とも縁の深い企業なのである。
来日したアルカンターラ社CEO、アンドレア・ボラーニョ氏は自社プレゼンテーションで、これから5 年で生産量を倍増するという。現在はラグジュアリーメゾンをはじめ、高級車の内装、アート作品へも素材を提供し、様々な分野への利用が期待されている。
