今季のアイテムの中から、”これは絶対名作になる!”という逸品をMEN’S EX編集部員が徹底討論。ヒット確実の傑作をご紹介する。
小型でもマチ広だからちょい持ちに絶好

味わいある表情と裏腹、抜群に軽い持ち心地!
使用するオリジナル開発のシュリンクレザーは、染色工程後に真空乾燥&ドラム打ちを行い、表情豊かなシボが出るように加工。一見武骨な雰囲気だが、非常にソフトに鞣され、持ち心地が軽いというのもアニアリらしいところだ。
縦14.5×横27.5×マチ9.5cm。各2万円
ストラップに手を通してガシッと男っぽく持てる
田上 先輩、今日もそのクラッチひとつで出社したんですか?
中谷 悪い? 久々にMEN’S EX編集部に戻ってきたからって気張る必要ないでしょ。それにこのクラッチ、見た目よりなかなか荷物が入るんだよ。
田上 本当だ。必要最低限の荷物がすっきりと収まっていますね。
中谷 今どきスマートな大人は昔みたいにたくさんの荷物を持たないし、このくらいの容量があれば十分。
田上 すっきりした形状やシボの美しい革の表情が効いて、ジャケパン姿に馴染むのもいいですね。
中谷 その辺のさじ加減はさすがアニアリ。小脇に抱えてもいいけど、ストラップに手を通してガシッと持つと、男っぽい感じでさらに小粋。
田上 確かに。ちなみにクラッチはストラップがあるのとないのとでは使い勝手が雲泥の差なんですよね。
中谷 メイン室がガバッと大きく開くのも便利だし、シンプルだけれどなかなか考えられた作りだよ。
田上 クルマのお供にも良さそうだし、僕もひとつ買おうかな。
話したのはこの2人
中谷正史(クルマ担当)
兄弟誌ビギンなどを経て6年ぶりに帰還。鞄は小ぶりが好み。
田上雅人(時計・クルマ担当)
スーツに映えるドレッシーな鞄が好きで、休日用の鞄は手薄。
Brand Story ANIARY(アニアリ)
日本の実力派鞄工房が1997年に立ち上げたブランド。ドレスとカジュアルを横断して使えるセンスフルなデザインの鞄を得意とする。
お問い合わせ先
プルーム
TEL:03-5793-3224
[MEN’S EX 2018年1月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 文/吉田 巌(十万馬力)