各国の一流ブランドが岡山のデニム生地をこぞって採用していることは有名だが、デニムに限らずJAPAN生地は間違いなく世界トップクラスのクオリティだ。その理由は、驚くほど昔ながらの伝統的製法がいまだ継承されていること、アーカイブを綿密に研究し、それを再現する探求力、今までにない生地を生み出す企画力が共存しているから。今、改めてJAPAN生地の魅力を再確認してみよう。
100年以上守られるスローファブリック

MIYUKI KEORI【御幸毛織】/名古屋
1905年創業。生地から製品に至るまで、一気通貫のモノ作りを日本国内で行っているのが特徴。伝統と時代性を両立する優れたクオリティで国内外から評価されている。
手間ひまかけて丁寧に作る最高級の生地を生産
日本を代表する毛織物メーカーといえば、名古屋に拠点を構える御幸毛織。「ウールはゆっくり、ゆっくりつくれ」を哲学として掲げ続けるだけあり、その生地作りは昔ながらの手法を堅持し、かつ複雑なプロセスを何度も重ねる非常に手間ひまかけたものだ。そうして織り上がった生地はしっかりコシがあり、耐久性が高く、かつ滑らかでリッチな質感も湛える絶品の風合い。日本の気候も考慮されており、日本人に最適な一着に仕立て上がる。

[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/ケビン・チャン スタイリング/武内雅英(CODE) 取材・文/池田保行(04)
※表示価格は税抜き