
本誌人気連載『Vの方程式』でご紹介したVゾーンの中から、好みのコーディネイトに投票いただくこの企画。今回は2016年3月号のテーマ「春ニットタイ」で、読者のみなさんが選んだ好きなVゾーンをランキング形式で発表します!
situation?格と爽やかさが同居した商談スタイル

ニットタイを合わせたことで、風格あるダブルも程よく軽快に。スーツとシャツを青系で揃えたことでブルーのボーダー柄も端整に映るので、先方に好印象を与えたい商談などにも最適だ。スーツ19万円/ハズバンズ(伊勢丹新宿店) シャツ3万4000円/ジョバンニ イングレーゼ(トゥモローランド) チーフ〈スタイリスト私物〉
situation?日勤スタイルに変化をもたらす

白シャツも爽やかさをアシスト。ジャケット11万5000円/エムピー マッシモ ピオンボ(トゥモローランド) シャツ1万4000円/エストネーション(エストネーション) チーフ〈スタリスト私物〉
situation?広告営業マンの外勤スタイル

シャッキリしたジャケットやシャツの素材感も効き、清涼感も満点だ。ジャケット9万5000円/ボリオリ(ボリオリ 東京店) シャツ3万1000円/フィナモレ(アマン) チーフ〈スタリスト私物〉
situation?新規プロジェクトの初ミーティングに

茶×青の王道配色に則ったことで、エレガンスも醸成している。スーツ12万5000円/タリアトーレ、シャツ2万4000円/エリコ フォルミコラ(ビームス ハウス 丸の内) チーフ〈スタイリスト私物〉
冬の装いから春の装いに完全にスイッチするにはまだ少し早いが、少しずつ春らしいムードも取り入れていきたいもの。コートをスプリングコートに変えたなら、胸元も軽快に仕上げて春気分を醸し出したい。そこで頼りになるのがニットタイ。ニットの編み感がほどよい軽やかさを演出してくれ、ビジネスも休日もOK、季節も問わずに使えるなど、とにかくパフォーマンスが高い。
シルクをザックリと編み上げた無地タイプだと、早春には若干清涼感が強いと感じるかもしれないが、最近のニットタイは驚くほどバリエーションが豊か。ダークな色調のもの、ウール使いのものなどを選べば違和感はない。またシルク素材でもメインで紹介したアスコットのように色や柄表現が豊かで比較的目のつんだタイプなら、胸元が寂しくならず、ベーシックな装いを新鮮に見せるアクセントになる。春本番を待つのではなく、冬から春を繋ぐアイテムとしても、ニットタイを楽しもう。


右:MEROLA メローラ
ザクッと立体的な編みで素材感を高めたコットン100%のニットタイ。胸元を軽快に仕上げつつ、落ち着いたアースカラーゆえベーシックなスーツやジャケットとも相性が良い。幅7.5cm。1万3888円(コンドッティ)
中:FAIRFAX フェアファクス
紺ベースと青ベースのニットを表裏に配したダブルフェイス仕様で、リバーシブルで使えるお得な1本。ローゲージのコットンニットゆえやや厚手の仕上がりで、季節を問わず着用可能。幅5.5cm。9000円(フェアファクスコレクティブ)
左:GALLO ガッロ
メインはワインカラーだが、ブルー系の糸を編み込んでいるため独特のメランジ感があり、ニュアンスある胸元演出ができる。シルク100%ならでのはシャリッとした風合いも春向きだ。幅7cm。1万8000円(ビームス ハウス 丸の内)
撮影/稲田美嗣 スタイリング/武内雅英(CODE) 文/吉田 巌(十万馬力)