
一言で紺スーツといっても、見え方はさまざま。同じ紺無地スーツでも、分かる人には「いいスーツだな」と思わせる、選びのコツとは? 例えば写真のように首に吸い付くような優雅なノボリはいいスーツの証拠。着たときにシャツの襟元からスーツが浮かず、ぴったりと沿っているのが望ましい。上襟付近もぴったりと身体に吸い付き、そこから緩やかにロールしていると美しく見える。ビスポークやそれに近いマシンメイドのスーツは、こうした理想的なディテールが反映されているので、選ぶときに注意してみるとよいだろう。会議や商談などできちんと見せたいときは、こうしたスーツに白無地シャツやシンプルな小紋柄ネクタイなどを合わせると、クリーンな印象になる。(2019年5月号掲載)
スーツ・ジャケット:チェザレ アットリーニシャツ:ディエトロレクインテ
タイ:チェザレ アットリーニ