40年の画業キャリアが一冊に! 綿谷画伯初の作品集はメンズファッションのバイブルだ

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画業キャリア約40年。ついに綿谷画伯の作品集が発刊された。主な収録作品は、画伯の真髄ともいえる写実的なイラストレーション。その作風と発刊にあたっての思いを、著者である綿谷氏が語る。

『STYLE――男のファッションはボクが描いてきた』

50年代アメリカンイラストレーション黄金期を継承した40年。
渾身の一冊(綿谷 寛)

本書は、画業40年目にして自身初の作品集である。1979年のデビュー以来今日まで、男性誌を中心に様々なジャンル、媒体に描いてきたが、本書ではもっとも得意分野であるメンズファッションを中心に、過去40年間の作品から厳選した175点のイラストが収録されている。

ボクの画風は基本二つ。一つは'50年代のアメリカンイラストレーション黄金期のスタイルを継承した写実画。もう一つは、取材ルポなどで描くマンガタッチだ。これを野球の投球に例えると写実画は直球。マンガタッチは変化球だ。この二つの球種を武器にテーマによって投げ分け、今まで40年間描き続けてきた。がしかし、ここぞというときの決め球は直球ど真ん中。写実画だという思いは今も昔も変わらない。

その写実画に目覚めたのは二十歳の頃。神保町の古書店にあった'50年代のアメリカ雑誌を手にしたときからだ。誌面を飾るバーニー・フュークスやジョー・ボーラー、アル・パーカー等、アメリカの写実派イラストレーターたちのモダンで卓越した描写力に驚嘆し、憧れ、そしていつかその領域に到達するのがボクのイラストレーター人生の目標となった。

そのアメリカも経済が低迷し始めるベトナム戦争以降は、大判を誇った雑誌も小型サイズ化し、あれほど誌面を飾ったイラストも次第に目に触れる機会が減り、それにともない黄金期の写実派イラストレーターのあとに続く新しいタレントが登場しなくなったのは寂しい限りだ。

そんな中、嬉しいことに本書刊行にあたり、ニューヨーク・タイムズやハーバード大学ライシャワー日本研究所から問い合わせや取材の申し込みが舞い込んだ。今やアメリカにもいないアメリカ人の日常を描く日本人として。いつの日か、イラストのメジャーリーグのマウンドで渾身の直球を投げ込むのがボクの夢である。

8月24日(金)、銀座蔦谷書店にて刊行記念トークイベント開催!

時間:19時~21時

綿谷氏の新刊『STYLE――男のファッションはボクが描いてきた』(小学館刊、2700円)をご購入いただいたお客様は、トークイベント終了後のサイン会に参加可能。抽選で5名の方に、画伯渾身の「バカタッチ」の似顔絵をプレゼント!

お申し込み方法は、店頭、電話(TEL:03-3575-7755)、 オンラインショップ

PROFILE

イラストレーター 綿谷 寛

1979年に雑誌『ポパイ』でイラストデビュー。「画伯」の愛称で親しまれ、小誌連載でもお馴染み。ウェルドレッサーとしても知られ、米・英トラディショナルカルチャーや映画に造詣が深い。
正統派ファッションイラストに加え、コミカルタッチのものやインタビュー、著名人の寄稿も掲載。『STYLE――男のファッションはボクが描いてきた』。小学館刊。2700円。



[MEN'S EX 2018年6月号の記事を再構成]
撮影/久保田彩子

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