ミラノの実力派日本人テーラー「サルトリア クレセント」を知っている?

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イタリアにおける経済の中心地であるミラノ。そこに根ざすテーラーは、同地のエグゼクティブが集う紳士の聖域といえる空間だ。中でも今、注目したい2軒に直接取材を行い、その美意識を伺ってきた。

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Milan Tailor #2
SARTORIA CRESENT / サルトリア クレセント

河合 聡輝さん
「ミラノの伝統をベースにしなやかさを加えた仕立てを追求」 代表 河合 聡輝さん

新しいミラネーゼスタイルを求めて奮闘する日本人

25歳で渡伊し、ミラノの名テーラーを渡り歩いたのち、A.カラチェニで修業を終えた河合氏。独立後も帰国せず、ミラノで生きることを選んだ。当地の仕立て文化により深く触れ、独自のミラネーゼスタイルを探求するためだ。

「ミラノ仕立ては構築的・男性的な仕立てが特徴です。ただ、これはガッチリした西洋人体型向けのものなので、日本人にも合うよう、しなやかさを取り入れて仕立てています。具体的には、前ダーツを省く代わりにアイロンで生地を大きく曲げ、全体に曲面が連続するよう仕立てているのが特徴。あくまでミラネーゼスタイルを崩さず、日本人の感性も取り入れた独自の仕立てを磨いていきたいですね」

ミラノ仕立ての新時代、その一翼を担う期待の星だ。

SARTORIA CRESENT

10月に来日しトランクショーを開催予定。
価格は3400ユーロ~。納期は9ヶ月~。
詳細は http://sartoriacresent.com にて。

住所:via zuccoli 26, Milan, Italy
営業時間:9時~19時
定休日:日曜

非常にエレガントな曲線を描くショルダーラインと、誇張的でないクラシックなラペルが大変美しい。

非常にエレガントな曲線を描くショルダーラインと、誇張的でないクラシックなラペルが大変美しい。

袖のしつけをしている工程。イセ込み量を左手の形で加減しながら、感覚的にしつけていくのが特徴。

袖のしつけをしている工程。イセ込み量を左手の形で加減しながら、感覚的にしつけていくのが特徴。

前ダーツを排した仕立て。そのぶんアイロンワークを駆使して、柔らかく立体的に仕立てていく。写真は脇ダーツ。昔の作りを研究して、独自に取り入れたものだそうだ。

前ダーツを排した仕立て。そのぶんアイロンワークを駆使して、柔らかく立体的に仕立てていく。写真は脇ダーツ。昔の作りを研究して、独自に取り入れたものだそうだ。

ミラノでは肩はパッドを入れるのが基本だが、河合氏はノーパッドで仕立てることも多いそう。

ミラノでは肩はパッドを入れるのが基本だが、河合氏はノーパッドで仕立てることも多いそう。

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