仕事で格が上がる一生クラッチはコレ!【木・金曜日のトラッド鞄】

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トラッド鞄は一生の友 —「今」な王道スタイル1週間—

コンサバ手帖「トラッド鞄は一生の友」シリーズ



フェリージのクラッチバッグを持ったモデル
木曜日 鞄7万8000円/フェリージ(フェリージ 青山店) スーツ9万3000円/サンタニエッロ(ラ ガゼッタ 1987 青山店) 時計54万円/ゼニス(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)
オルタスのクラッチバッグを持ったモデル
金曜日 鞄21万円〈オーダー価格〉/オルタス(オルタス) スーツ16万9000円/デ ペトリロ(エディット バイ エディット) シャツ3万2000円/バルバ(ラ ガゼッタ 1987 青山店) ベスト2万5000円/ブライスランズ(ブライスランズ&コー) 靴10万5000円/エンツォ ボナフェ(ビームス 六本木ヒルズ)

ペーパーレス化が鞄にもたらした自由

ペーパーレス化を社内で推進されて、最近はタブレットを活用するようになった。慣れてしまえばすこぶる便利で、出張も以前より幾分身軽だ。そういうわけで、登板率が上がっているのがクラッチバッグだ。

木曜はフェリージ。しなやかなシボ革は「アルペンヨーロッパカーフ」というそうで、クロムなめし、タンニンなめしと2種類の加工を経て作られる手の込んだ革らしい。薄マチでかさばらないから、トロリーを圧迫しなくて助かった。込み合う朝食時も、ポンとテーブルに置いて邪魔にならない気軽さが心地いい。

金曜はオルタスのオーダークラッチ。重厚なブライドルレザーだが、そう思えないほどドレッシーな仕立て上がりには驚嘆した。とにかく美しいのはエレガントな曲線だ。ゆるやかにカーブしたフラップの形状、上側は細く、 下に向かって自然に広がるマチ、手にピッタリと馴染む、丸みのある底。これはまさしく一生モノだ。さて、一件だけメールを確認して、すぐ出かけないと……。



※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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