運転席が空席のまま走る最新BMW 7シリーズ!?「自動運転」の最新事情をざっくり知る

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来るぞ、来るぞ、と言われながら、なかなか身近に実感する機会がないのがクルマの「自動運転」。最新の自動運転技術はどこまで進んでいて、何が難しいのか。モータージャーナリスト大谷達也さんが、わかりやすく解説する。まずは、BMWがミュンヘンで行ったワークショップの様子から――。

第一回 自動車好きじゃなくても気になる「自動運転」の最新事情

遠くから走ってくるBMW7シリーズ
遠くから走ってくるテストカーの7シリーズ。まさかドライバー不在の状態で走ってくるとは......。なかなか経験できない状況である。

説明員がスマホを操作すると、少し離れたところに停まっていたBMW7シリーズは自動的に私が立っているところまでやってきて、そこで停止した。しかも、驚くべきことに運転席には誰も座っていない。説明員に促された私はリアドアを開け、後席に腰掛けてシートベルトを締める。続いて説明員が腰掛けたのは、なんと助手席。したがって運転席は引き続き空席のままだ。ところが説明員がスマホに目的地を入力すると、私を乗せた7シリーズは走り始め、曲がりくねった狭い施設内のコースをソロソロと、しかし滑らかな足取りで進んでいったのである。

BMW7シリーズを操作するスマートフォン
現地で手渡されたスマートフォン。日本でも7シリーズには車庫入れ(前後)をクルマが自動で行う機能があるが、技術開発はどんどんその先へと向かっている。

これは6月の終わりに、ドイツ・ミュンヘンでBMWが行ったワークショップでの一幕。#NEXTGenと題したこのイベントで、BMWは様々な次世代技術を私たちメディア関係者に披露したのである。

BMW7シリーズの運転席
乗り込んで驚く、運転席に誰も座らずにクルマが走るという光景。もちろんこれらの技術はBMWを始めとする多くのメーカーが取り組み、日々進化を続けている。

冒頭で紹介したデモンストレーションは自動運転技術に関するもの。私は世界中の自動車メーカーが行った自動運転に関する様々なイベントに参加したことがあるが、運転席が空席のまま走るクルマに乗ったのは、たとえ公道ではなく閉鎖されたコースであったとしても、記憶にある限りこれが初めてのことだ。

私が乗った"ドライバーレス"の7シリーズは、途中で横断歩道を渡る歩行者を見つけると滑らかに自動停止し、歩行者が道路を渡りきるまでそこで停車。安全が確保されたところで再び動き出すと、目的地まで移動してそこでふたたび停車。説明員が改めてスマホを操作すると、もとの停車位置まで自動的に移動してみせたのである。

説明員によれば、これはBMWが自動運転を開発するために用いているテストカーで、似たような車両をなんと160台も用意。様々な試験を行っている最中だという。

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